osa winery

幸せなひとときにつながる香りを求めて

ワイングラスから立ちのぼる香りを嗅いで、ほっとしたり、嬉しくなったり、誰かに話したくなったり。オサワイナリーのワインから、そんな幸せな気持ちが生まれますように。
そんな思いで、夫婦二人、畑から一杯のグラスに注ぐまで、手間を惜しまず向き合っています。
ワインの香りは、嘘がつけません。きちんと育ったいいワインは、きっと、いい香りがします。

ワイン畑の冬の様子 ワイン畑の冬の様子

北海道・小樽の冷涼な気候

「幸せのワイン」をコンセプトに全国を回って適地を探し、小樽にたどり着きました。
生育期に雨が少なく、日照量が確保できること、一日の気温の変化が大きく、ブドウが香りと酸を保ちながら完熟してくれるのが魅力です。
冬は-10度以下になることもありますが、1mを超える積雪がブドウの樹をすっぽりと覆い守ってくれます。
寒さと雪のおかげで病害虫が少ないのも大きなメリット。小樽と、隣の余市町にある計2haほどの自社畑では除草剤や化学肥料を使わず、環境負荷が少ないブドウ栽培に取り組んでいます。

ゲヴェルツトラミネール ゲヴェルツトラミネール

香り高い白ワインのための品種選び

2016年から畑を拓き、ゲヴェルツトラミネール、ピノグリ、シャルドネ、アルバリーニョ、ケルナー、マルヴァジア、ピノノワール、旅路を栽培しています。
小樽市塩谷の畑は、ワイナリーから車で10分。潮風が通り、日当たりよい南向きの急斜面。余市町登の畑は、北東向きで海を望む高台の斜面。計3,500本ほどのブドウの樹1本1本に向き合い、ほとんどの作業を手作業で行っています。
昔から親しまれている、旅路やデラウエアも、オサワイナリーにとって大切なブドウです。自社畑以外は、すべて畑と顔の見える契約農家さんのブドウを使っています。

選果の様子 選果の様子

一“粒”入魂 〜徹底した選果〜

収穫時期が近付くと、畑のブドウの糖度を計測し、種を齧って熟度を見極め、風味の最もいいタイミングで手摘みします。
そして仕込みのポイントが『選果』。オサワイナリーではすべてのブドウを一房一房、手に取り、目で見て、鼻で嗅いでチェック。ハサミとピンセットを片手に、時には心を鬼にして、つぶれたり傷んだ粒を徹底的にはじきます。熟練のボランティアさんの力も借りて、できる限りの丁寧さとスピードで。
健全果だけを仕込むことは、ワインの品質向上はもちろん、醸造中の添加物の使用量を抑えることにもつながります。