osa winery

MATENI ROSE 2019

白ワイン

tabi2024

tabiは、「旅路(たびじ)」の、華やかで個性的な香りと味わいを生かしながら、小樽のお寿司との相性を追求し「次の一口がおいしくなる」ように仕上げた辛口白ワインです。

2024ヴィンテージは、旅路らしい香りと酸がのびやかに広がる、凛とした味わいのtabiとなりました。

「旅路(たびじ)」は小樽が発祥といわれている地ブドウです。果皮の赤紫色の縞模様が美しく、爽やかな香りと酸味が特徴です。ワインになると和柑橘や生姜、和のハーブを思わせる香りが開く、ユニークな品種です。私たちは2015年より、この香りからインスピレーションを得て、小樽のお寿司を引き立てるワインを目指しtabiを造っています。

旅路は5軒の農家さんと自社畑産を使用。収穫翌日までに醸造所に運び、一房ずつ丁寧に選果をし、低圧でプレス。健全なブドウだけを健全な状態でスピーディに丁寧に仕込むことが、ワインのクリーンでピュアな香りにつながります。そして、畑ごと、収穫日ごとにできるだけ小仕込みして原酒を作り分けます。石蔵で静かに冬を越し、酒質が落ち着いた春にブレンドにとりかかります。
何日もかけて、地元のお寿司屋さんのお寿司30貫と実際に相性を試します。毎年、最も美味しく引き立てあう原酒の比率を1%刻みで検証してブレンドを決定し、瓶詰しています。(合いそう、というイメージではなく、実際に合わせてブレンドしているのがポイントです!)

2024年は暑い日が多かったのですが、寒暖差があり、香りと酸が残ったいい状態で熟した旅路を収穫することができました。2024年より新たに一部に種ありの旅路を使用し、より奥行きを感じる味わいとなりました。また、前ヴィンテージに続き、口当たりの柔らかさや厚み、熟成の可能性を高めるため、自社畑産のシャルドネを5%ブレンドしました。

和柑橘やジンジャーを思わせる香り、豊かで丸みのある酸、みずみずしい味わいに、旅路由来の軽い渋みが感じられる、辛口の味わいです。冷やしてお召し上がりください。

テイスティング

香り:すだちやライム、八朔などの清々しい和柑橘を思わせる香りが豊かに立ち上ります。青じそ、ハーブ、すりおろした生姜や白胡椒のようなスパイシーな清涼感もあり、凛とした印象の香りです。

味わい:きりりとした辛口。若々しいアタック、フレッシュでたっぷりとした酸と上品な果実味が広がります。アルコール度数は低めで飲みやすく、味わいに密度があります。柑橘の皮のようなほろ苦さが追いかけてきて、アフターにじわっと奥行きを感じるようなワインです。

お料理との相性

ぜひ小樽の寿司とご一緒に!とくに、えび・ホタテ・ひらめ・ニシン・しゃこ・うになど地物の握りとよく合います。そのほか、刺身、焼きカニ(カニ酢やレモン添え)など新鮮な魚介料理と楽しんでください。

品種・産地
旅路、シャルドネ/北海道余市・小樽(一部自社畑産)
アルコール度数
9度
備考
2,288本生産。