osa winery

MATENI ROSE 2019

白ワイン

OTARUVALLEY2021

小樽の自社畑産ブドウ・8品種から生まれた、OSA WINERYのフラッグシップ白ワインです。私たちのワイン造りのテーマである「香りがよく食事を引き立てる味わい」を目指し、品種の特徴を引き出しながら、食中酒として楽しめるバランスに仕上げました。

2021年ヴィンテージは、北海道としては異例の夏の猛暑と少雨が続き、ブドウの糖度がしっかり上がりました。一方で、暑さで酸と香りが抜けないよう、収穫タイミングには特に気を使いました。ゲヴェルツトラミネールなど香りを生かしたい品種は早めに、シャルドネなど味わいの骨格となるブドウは完熟を待ち、9月28日~10月14日まで4回に分けて収穫。低圧で丁寧に搾り、細かくタンクを分けて仕込みました。2021年のブレンドはシャルドネ(約50%)を軸に、ピノノワールやピノグリのもつボリューム感や、豊かなアロマを持つゲヴェルツトラミネールなどの原酒を加えた、華やかさとバランスのよさが特徴のヴィンテージです。

塩谷畑では過去最大の収量の年でしたが、栽培時の厳しい摘果、よりよい房やキュヴェの選別を経て、最良のブレンドを試みた結果、OTARUVALLEYの生産本数は460本となりました。

黄桃や蜜りんご、洋梨、黄色いバラを思わせる豊かな香り、柔らかで厚みのある口あたり、海風を感じるようなほのかな塩味、心地よく続く余韻どうぞハレの日に、大切な人達と楽しんでいただけたら幸いです。

「OTARUVALLEY[小樽晴]」という名は、小樽の晴れやかで美しく澄んだ空。天狗山を望み、海に近い小樽(OTARU)の谷(VALLEY)に抜ける潮風を感じ、厳しくも恵まれた小樽の自然に感謝を込めた造語です。

ラベルは「生命力」と「共生」がテーマ。たくましく空に向かって手を伸ばしているようなブドウの蔓。畑に蒔いたクローバー、鹿や鳥などこの土地に生きる動物たちをモチーフにしました。

【小樽市塩谷(しおや)の自社畑】
2016年より開墾、新植したオサワイナリーのメインとなるブドウ畑。
ワイナリーから車で10分ほどの距離で、かつて食用ブドウの一大産地だったエリアです。小樽市初の農業法人を設立し、約1haの日当たりの良い南向きの斜面に農地を取得。ハンマーで1本1本杭を打ち、ブドウ畑を開墾。現在9品種(OTARUVALLEYの8品種+小樽発祥といわれる品種・旅路)、約3,000本を栽培しています。除草剤・化学肥料は不使用。農薬の使用は慣行農法の1/3程度に抑えています。
急斜面のため大型の機械は入れず、できるだけ環境に負荷が少ない手作業でのブドウ栽培を行っています。

テイスティング

香り:豊かで複雑な香り。黄桃、洋梨、蜜りんご、ハチミツ、ブーケガルニを思わせる香り。少し温度が上がると、黄バラ、あんずジャムのような甘い香りも感じられます。

味わい:エレガントな辛口。少しとろっとした口当たりとこなれた酸味。染み入るようなおおらかな味わい。バランスの取れた厚みに海風を感じるようなほのかな塩味がアクセントとなり、食事との相性が深まります。アフターに少し甘みを感じ、心地よい余韻が楽しめます。

お料理との相性

香りがよく食事を引き立てるワインをめざしました。このワインならではの海風からのニュアンスを生かして、ハレの日の食卓に、小樽の魚介料理と一緒に楽しんでいただきたい味わいです。

品種・産地
シャルドネ、ピノグリ、ゲヴェルツトラミネール、ピノノワール、アルバリーニョ、ヴィオニエ、マルヴァジア、ケルナー / 北海道小樽市 OSA WINERY自社畑
アルコール度数
11度